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2026-06-30 10:23:00
美術広告の本懐
弊社ではDMや図録を作成するために、絵画・工芸陶芸作品をお預かりして写真撮りを行うことがあります。
多くは現在活躍中の作家さんからのものですが、時には物故作家の作品をお預かりして作業を進めます。
新作の場合、まだ販売されていないため共箱が作成されていないのですが、物故作家の作品はほとんどが
共箱、もしくは鑑定書や極箱がついており、時には美術館や百貨店での出品履歴を示す図録やDMが入っていることがあります。
今回お預かりした河井寛次郎先生作品の共箱から、昭和35年に開催された個展のDMが出てきました。
この頃には寛次郎先生は文化勲章も人間国宝も辞退されたあとでしょうから、
巨匠作家晩年の展覧会DMになると思います。
おそらく当時の印刷屋さん的にも技術の限りを尽くしたものでしょう、
多くの職人さんたちにより手間をかけて仕上がっている様子が偲ばれます。
時を超えて作品とともに大切にされるDM、これが美術広告制作業の本懐ではないでしょうか。
弊社もそんな仕事をできればと考えています。

