WORKS
パンフレット
岡山天満屋美術部さまのご依頼により、美術催事のご案内という画廊催事をまとめた冊子を制作。
毎月2回発行予定で、「天満屋アートシーン」と称したインタビュー記事の編集も弊社で行っている。
備前焼
いわゆる酒器や壷などではなく、心象風景をカタチにした作品だけで展示を行った竹中健次先生の個展DM。
作品形状が繊細な作品が多く、撮影は先生ご自宅にてセットを組んで立ち合いのもと行った。
当初展覧会DMには備前焼らしい伝統的な作品を掲載する予定ではあったが、打ち合わせ時に渡辺聡先生の陶房で作品を拝見し、弊社の思いから作品を変更して制作させていただいたDM。
家型の陶箱を複数お預かりし、寒い風に耐えている街並みをイメージして配置を行った。
作品を拝見した折に作品から山並みを連想したことから、これからの夜明けを思わせるイメージを持って制作をさせていただいた大石橋宏樹先生の個展DM。
先生は画廊での展示装飾もDMのテーマカラーに合わせてくださった。
共に50歳を迎えた備前焼作家 藤原康先生・森和彦先生二人展のDM。
お二人とも伝統ある陶家のお生まれであり、家伝の技法を駆使した作品とご自身の創造とを対比できるよう意識してDM制作を行った。
備前焼作品を見たことがある方は美術品にご興味ある方なら多いと思われるが、制作途中まで見たことがある方はそう多くないのではないか。
制作中の手を掲載することでDMを見た方が末廣学先生への興味を持ち、来場して会話のきっかけになっていただければと思い制作した。
展覧会サブタイトルの漢詩から着想を得て、作品を擬人化して絵作りをおこなったDM。
砂の上で酔って赤くなって、ひとり佇んでいるように見ていただければ嬉しい。
図録
2017年に発足より50周年を迎えた、50歳以下の備前焼作家で構成される備前陶心会の記念誌。
掲載内容のプランニング・ディレクション・デザインをすべて自社内で行い、展示会場の装飾制作まで行った。
図録は過去50年のできごとを新聞社のご協力を得て記事を提供いただき弊社で編集し、現存作家の作品もすべて1点ずつ写真撮り、掲載することで備前焼の「過去」と「現在」を記録し「未来」へ遺す資料となるよう制作した。
日本美術院同人の、中村譲先生の作品図録。先生がお勤めの尾道市立大学へお伺いし、美術学科内のスタジオをお借りして撮影した。
今後の資料的価値とともに作品を買われたお客様に喜んでいただくために、図録のほとんどの掲載作品に解説文を先生に書いていただき、作品への先生の思いや取材場所などが分かるように作成した。
備前市立備前焼ミュージアムで開催された、同展覧会の百貨店販売用図録。
美術館展覧会と百貨店展示会でのデザインコンセプトを統一し、販売を行うためのカタログなのだが古備前や歴史的資料も掲載することにより、文化催事的な側面も考慮して制作した。
36歳で夭折した木彫家、小林陽介先生の美術館展覧会図録。
撮影は美術館収蔵庫にて館長立ち合いのもと作品と対話しながら行い、美術作品から受ける「感動」をいかに伝えることができるかをテーマに制作した。
独学で志野を追求されている有本空玄先生の図録。白く柔らかな志野の釉薬を引き立てるため黒背景を使用しているが、通常のオフセット印刷ではなくUV印刷を行うことにより、黒色の発色を高め白い作品との対比がより強く感じられるよう印刷した。
ポスター・リーフレット
独自の生きた線と美しい色彩が特徴的な、内田江美先生の美術館展覧会リーフレット。
難解なイメージを持たれやすい抽象画を、「なんだか楽しそう」と興味を持っていただけるように考えて表現した。